ダイハツ工業が27日発表した2015年3月期連結決算は売上高が前期比5.0%減の1兆8171億円、営業利益が24.6%減の1106億円で減収減益になった。営業利益の前年割れは6期ぶり。最終利益は18.6%減の681億円。
ダイハツは14年度の軽自動車の国内販売で、14年の暦年ベースでトップとなったスズキを逆転、9年連続の首位を死守した。
ただ、消費税増税に伴う駆け込み需要の反動減で販売台数は前年割れ。競争激化で、利益面の貢献も限定的だった。
海外事業もインドネシア市場の低迷や現地通貨安が響き、利益を押し下げた。
16年3月期の連結業績は売上高が2.6%減の1兆7700億円、営業利益が9.6%減の1000億円、最終利益は12.0%減の600億円を見込む。