ミニストップがベトナム事業の提携相手を双日に変更 計画遅れの現地企業に代えて

2015.4.28 14:38

 イオングループのミニストップは28日、ベトナムでのコンビニエンスストア事業について、現地資本との契約を解消し、新たに双日と共同で展開すると発表した。現在、ホーチミン市を中心に17店舗を展開しているが、今後10年間で800店に拡大させる考えだ。

 ミニストップは2011年12月に、ベトナムのコーヒー製造販売会社の「G7サービス&トレーディング」と地域フランチャイズ契約を結び、事業展開を始めた。5年間で500店舗を出店する計画だったが、大きく下回る状況で、立て直しを検討してきた。

 今回、ベトナムでのイオンのショッピングセンター事業などで協力関係にあり、同国での事業経験も多い双日をパートナーにして、再度事業拡大を図ることにした。

 現地のコンサルティング会社が新たに「ミニストップベトナム」を設立し、現在の17店舗を引き継ぐ。ミニストップと双日は合わせて25%を出資し、役員や人材派遣によって経営を支援する。年内に13店舗、2年後に150~200店舗を出店する。当面はホーチミン市周辺に集中するが、200店を超えた段階で全国展開を検討する。

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