ヨドバシカメラは今月14日、各社の格安SIMやSIMフリー端末が一堂にそろう業界初の専門売り場を東京・秋葉原の旗艦店に開く。格安スマホ「楽天モバイル」のフュージョン・コミュニケーションズや、N-NEXTも主要都市への店舗展開に本腰を入れる。
フリービットは「TSUTAYA(ツタヤ)」を全国1450店展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブと共同出資会社を設立。新ブランドの格安スマホ「トーン」を月内にツタヤで売り出す。
各社が販売の軸足を実店舗に移すのは、大手からの乗り換えを促す上でMNP(番号持ち運び制度)対応が鍵となるからだ。
ネット通販では、本人確認や発送にかかる数日の間、スマホを使えなくなるが「店舗なら即日対応でき、乗り換えのハードルが低くなる」(ゲオHDの遠藤結蔵社長)。