世界に誇れる座り心地 「レクサス」品質を凝縮した新幹線のグランクラス (1/5ページ)

2015.5.12 06:35

北陸新幹線の最上級クラス「グランクラス」の座席を開発したトヨタ紡織の担当者=4月3日、愛知県豊田市の同社猿投工場

北陸新幹線の最上級クラス「グランクラス」の座席を開発したトヨタ紡織の担当者=4月3日、愛知県豊田市の同社猿投工場【拡大】

  • 「グランクラス」の2人掛け座席。誰が座っても一定の座り心地を求めて開発した

 ■【世界へ 日本テクノロジー】高速鉄道を支えるものづくり(中)トヨタ紡織

 3月14日、北陸新幹線(長野-金沢)が開業し、東京と金沢が約2時間半で結ばれた。主力車両「E7系」「W7系」の最上級クラス「グランクラス」は鉄道ファンならずとも、一度は乗りたい車両だ。アテンダント(客室乗務員)によるおかわり自由のフリードリンクや軽食など、“ファーストクラス”並みのサービスが受けられる。このグランクラスの座席を開発したのが、トヨタ自動車の高級車ブランド「レクサス」のシートを手がけるトヨタ紡織。さまざまな車種で培った経験を惜しげもなくつぎ込んだ。

 グランクラスの定員は18人でグリーン車の3分の1以下だ。客室内の座席配置は通路をはさんで1人掛けと2人掛け。シートピッチ(座席の前後間隔)は130センチ、実際に腰が下ろせる座席有効幅は52.5センチ。グリーン車よりそれぞれ14センチ、5センチ長い。実際に座ると、シートに体全体が包まれるような感じだ。

 シートの角度もグリーン車が最大37度に対し、グランクラスは43.6度。シートピッチが広いため、目いっぱい倒しても窮屈な印象はない。

設計や企画、デザイン、人間工学などから6人の精鋭が集結

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