マツダは20日、2人乗りオープンスポーツカー「ロードスター」の4代目モデルを21日に発売すると発表した。アルミ材などの使用比率を高め3代目モデルに比べ100キロ以上軽量化。最も軽い車両で重量を990キロに抑え、軽快な走りを実現する。
独自の低燃費技術「スカイアクティブ」を採用した1.5リットルのガソリンエンジンを搭載し、ガソリン1リットル当たりの燃費性能は17.2キロ。片手で簡単に開閉ができる幌や、飛行機内に持ち込み可能なサイズのキャリーバッグが2個入るトランクを備えるなど、利便性も向上させた。
価格は249万4800~314万2800円。販売計画は月500台だが、事前予約で3000台を上回る受注があった。世界で年間3万台の販売を目指す。
縮小していた世界のスポーツカー市場だが、近年は回復傾向にある。マツダは2014年の54万台規模から17年には70万台規模にまで拡大すると見通しており、小飼雅道社長は「ロードスターで需要を喚起する」と話した。