ダイナムジャパンホールディングス(DYJH、東京都荒川区)は5月29日、2015年3月期の連結決算を公表した。
それによると、同期の貸玉収入は前年比10.4%減の8260億7200万円、営業収入は同6.8%減の1545億5600万円、税引き前利益は同43.6%減の195億1800万円、最終利益は同47.0%減の112億5900万円と苦戦した。
新規出店に注力している低貸玉店舗で前年を上回る営業収入を計上した一方で、「店舗の営業年数が古い高貸玉店舗では稼働低下による営業収入の減少が顕著なものになった」と報告した。
こうした状況に対応するため、中長期的な安定成長に向けた施策を展開。15年1月から店舗改装による設備の一新など、高貸玉店舗40店舗において大幅なリニューアルを実施し、遊技台稼働は前期同様の水準まで回復したという。
一方、マルハン(京都市上京区)も5月29日、ホームページ上で15年3月期の連結決算を公表した。
資料によると、売上高は前年同期比6.3%減となる1兆9782億2200万円、営業利益は同6.2%増の615億400万円、経常利益は同5.3%増の637億9800万円、最終利益は同7.3%減の300億1500万円だった。
売上高は2兆円を割り込んだが、機械入替費や広告宣伝費における費用対効果の最大化を実施し、経常利益のさらなる上昇を導いた。
なお、DYJHの決算は貸玉収入から景品出庫額を引いた差額を営業収入として計上するネット方式を、マルハンは貸玉収入全体を売り上げと捉えるグロス方式を採用している。(ニュース提供・LOGOS×娯楽産業)