【マネジメント新時代】シェア文化がクルマにもたらす影響 (1/3ページ)

2015.6.6 05:00

フランスのカーシェアリングシステム「オートリブ」で使うEV=ヴォークレッソン(ブルームバーグ)

フランスのカーシェアリングシステム「オートリブ」で使うEV=ヴォークレッソン(ブルームバーグ)【拡大】

 □エレクトリフィケーションコンサルティング代表・和田憲一郎

 最近、「シェア文化」が広がりを見せている。一流ブランドの服を安価で借りられるシェアウエア、自分の個室以外はキッチンなど共用となるシェアハウス、自宅の空いた部屋を貸すことができる宿泊シェア、それ以外でもシェア農場など多様な広がりを見せている。

 背景には、若者を中心に意識の変化があるようだ。あるリサーチ会社が調べたところ、「所有するより必要なときに借りて使う生活がスマートだと思う」との意識調査に対して、30代の女性で7割、男性でも5割以上の人がそう思うと賛同している。

 何をシェアしたいかとの問いには、音楽CDや映画ビデオなどがトップに選ばれる一方、キャンプ用品、介護用品、書籍、自動車も第5位に入っている。このような状況から、今回シェア文化が自動車市場にどのような影響を及ぼすか考えたい。

 近年、カーシェアリングが著しく成長を見せている。2014年のカーシェアリング台数は約1万3000台と前年比40%以上増加しており、会員数も50万人を突破している。要因として、14年9月に車庫法が改正されたことが大きい。これまでカーシェアリングの自動車は、借りた場所に戻さなければならなかったが、改正後は別の場所に乗り捨てることができる「ワンウエイ方式」が採択された。

 では、カーシェアリングの伸展は自動車メーカーにとってチャンスか、それともリスクか。筆者は、長期的にはリスク要因が多いが、一部にはチャンスもあるとみる。

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