「♪ルールル ルルル ルールル」のテーマ曲とともに始まるテレビ朝日系トーク番組「徹子の部屋」(平日正午)が放送1万回の節目を迎えた。放送開始から約40年。ゲストの魅力を引き出す自然体のトークは今も変わっていない。司会の黒柳徹子さん(81)は「1万回やって、ゲストの皆さんがただの一人もお越しにならないということがなかった。心からお礼を申し上げます」とコメントした。(本間英士)
5月27日の放送1万回で、「同一司会者によるトーク番組最多放送」のギネス世界記録の更新認定証を持った記録員が登場すると、黒柳さんは目を潤ませた。その後、黒柳さんはゲストの近藤真彦さんと東山紀之さんに「今、40年なので、とりあえず50年までやりたい」と語り、さらなる記録更新に意欲を見せた。
多彩なゲスト登場
番組は、ワイドショー「13時ショー」の後番組として昭和51年2月にスタート。1回目のゲストは俳優の森繁久彌さんで、以後、多彩な顔ぶれのゲストが黒柳さんの元を訪ねた。
多いのは芸能界からで、俳優の石原裕次郎さんや松田優作さんら“レジェンド”も登場した。長嶋茂雄さんらスポーツ選手、三笠宮家長男の寛仁親王殿下やエディンバラ公フィリップ殿下ら国内外の皇族・王族、伊女優のソフィア・ローレンさんや米歌手のレディー・ガガさんといった時代を代表する世界的スター、サッチャー元英首相ら政治家も出演した。