味の素は2日、主力商品の家庭用うま味調味料「味の素」と「うま味だし・ハイミー」を8月19日出荷分から、約6~12%の幅で値上げすると発表した。平成20年11月以来、約7年ぶりの値上げとなる。
原材料となるサトウキビやタピオカでんぷんの需要が新興国などで高まっているうえ、円安により原材料コストが上昇しているため。
値上げにともない、ビンや袋の包装も合理化する。
味の素は、現在の携帯用の6グラム袋~1キログラム缶の11種類から30グラム袋~400グラム袋の5種類に、「うま味だし・ハイミー」は40グラム袋~250グラム袋の5種類を35グラム袋~75グラム袋の3種類に、それぞれ減らす。
同社は外食用うまみ調味料の「味の素(S)」は今年5月に2~7%値上げしている。