川内原発で「燃料装填」開始 8月中旬にも再稼働 (1/2ページ)

2015.7.7 14:06

九州電力川内原発の1号機(右)と2号機=鹿児島県薩摩川内市

九州電力川内原発の1号機(右)と2号機=鹿児島県薩摩川内市【拡大】

 九州電力は7日午後、川内(せんだい)原発1号機(鹿児島県)の原子炉に燃料を入れる作業を始めた。4日間かけて計157体入れる予定。その後、1カ月以上かけて設備の点検作業を進め、原子力規制委員会の検査を受けた後、早ければ8月中旬にも再稼働する。

 午後に、建屋にある燃料貯蔵プールから、燃料棒(長さ約4メートル)を束ねた「燃料集合体」を専用のクレーンで1体ずつ引き抜く。続いて集合体を横に寝かせてレールで格納容器に導入。容器内で集合体を再び縦に起こして、別のクレーンで炉心に挿入する作業を進める。

 燃料集合体は移動中、水に満たされており、被曝(ひばく)を防ぐ。燃料装荷は10日まで続き、それが終われば、核分裂反応を抑える制御棒を出し入れするなどして、原子炉の出力を制御できるかなどを確認。その後、原子炉格納容器から水の漏洩(ろうえい)がないかなど規制委の残りの検査を受ける。

 昨年9月に審査合格を果たした川内1号機は、3月末から使用前検査に入った。当初7月上旬の再稼働を予定していたが、九電の準備不足などの影響を受け、検査工程は3回にわたって見直されている。

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