【トップの素顔】大河原愛子(4)日系3世、女性アントレプレナーの挑戦 (2/2ページ)

2015.7.9 05:00

同時通訳の仕事をしていたとき、女性雑誌に取り上げられた

同時通訳の仕事をしていたとき、女性雑誌に取り上げられた【拡大】

 父は、ピザに興味がなく、そのままにしていたのですが、父がハワイ大学で講演した折、そのピザ会社社長がカリフォルニアから飛んできて、再び父を口説くものですから、父もそんなに熱心ならと合弁会社をつくったのです。ジャパンとカリフォルニアの頭文字を取って「ジェーアンドシーカンパニー」です。資本金は1000万円、当時にしては大金でした。

 ◆母と組み父を説得

 カリフォルニアの会社はピザ販売のノウハウを、こっちは実際の販売と経営を担当すると、すみ分けを決めていました。ところが、その社長が来日してみると、外食産業はあまりなく、商店街にはそば屋かラーメン屋、一般食堂くらい。「見当違い、これじゃあピザは売れない」と。その社長が考えていたのは冷凍ピザ。一般家庭には冷凍庫もオーブンもなかったので調理できない。チーズもまだまだなじみのない食材でした。まして販売店の確保が難しいと判断したようです。

 カリフォルニアの社長は手を引き、ハワイの友人にマネジャーとして経営をしばらく任せ、カリフォルニアのピザ会社からピザの生地(クラスト)を輸入して、トッピングして冷凍でテスト販売をしていました。あまり高いと売れないだろうと値決めしたため、ピザ1枚につき数円の赤字。売れば売るほど赤字でした。

 そんな状態で2年たち、そのマネジャーもハワイに帰ることになったので、私が手を挙げたのです。父は「女性だから日本では難しいだろう」と賛成ではなかったのですが、ジュネーブ大学進学の際と同じように、再び母と私で組んで父を説得しました。(ジェーシー・コムサ会長)

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