東京スター銀行は27日、東京・赤坂の同行本店で、夏休み中の子供たちを対象に、起業体験会を開いた。安倍晋三政権が女性の起業促進や地方創生に取り組む中、子供たちに、起業に必要なお金の動きや銀行が果たす役割について理解してもらう狙いだ。
体験会には、小学4~6年の計19人が参加し、4つの班に分かれ、菓子店と雑貨店の起業を体験した。中小企業診断士の説明を聞きながら事業計画書を作成し、同行の法人融資担当者に融資を交渉。客役の行員を相手に商品を販売した。
菓子店の起業を体験した小学4年の坂井りらさん(10)は「お店をやっている人が、銀行との融資交渉でこんなに大変な思いをしていることを初めて知って勉強になった」と話していた。