「爆買い」中国人らの需要つかみホクホク ANA、日航とも最終益倍増

2015.7.30 18:15

 ANAホールディングス(HD)と日本航空の航空大手2社が30日、平成27年4~6月期連結決算を発表した。「爆買い」で知られる中国人観光客を中心に旺盛な訪日客需要を取り込んだほか、燃油価格の下落も収益押し上げに寄与し、最終利益は両社とも前年同期から倍増した。

 ANAHDは売上高と経常利益が4~6月期として過去最高を更新。国際線を利用した訪日客数は73%増で、うち中国路線は旅客が倍増した。搭乗券の海外販売比率も50・8%と初めて国内販売を上回った。

 傘下の格安航空会社(LCC)であるバニラエアも訪日客の急増で搭乗率が24ポイント増の84%と急上昇。「4~6月期の営業利益はトントンまで改善した。通期でも黒字化を目指す」(平子裕志取締役)という。

 日航も4~6月期としてはすべての利益段階で過去最高を記録。やはり中国人観光客などの訪日客効果が大きく、「現地発の旅客数では中国路線が5割、東南アジア路線が3割増えた」(斉藤典和取締役)。燃油費減少もあって利益は計画値を約100億円上回ったという。一方、両社とも現段階では28年3月期の業績見通しを従来予想のまま据え置いた。

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