大手銀行5グループの平成27年4~6月期連結決算が31日、出そろった。投資信託販売や保険商品の販売手数料が伸びたほか、株高に伴う株式売却益も寄与し、全グループが増益だった。
三菱UFJフィナンシャル・グループは、海外貸出金の伸びを背景に資金利益が大幅に増加。みずほフィナンシャルグループは、投信販売などの手数料収入が伸びた。
三井住友トラスト・ホールディングスは「ラップ口座」など個人向けの資産運用関連の収益が好調で、最終利益は前年同期比7・4%増となった。りそなホールディングスは、投信や貯蓄性のある保険商品の販売手数料が増え、実質業務純益が20%伸びた。
三井住友フィナンシャルグループは、傘下のSMBC日興証券の外債販売や、三井住友カードのクレジット収益が好調だった。