コンパクトボディに3列シートを配するシエンタ。新型の見どころは、内・外装のデザインやボディカラー、シートアレンジなどの使い勝手など多彩ですが、シエンタ初となるハイブリッドの設定も見逃せません。
ハイブリッド仕様は、1.5Lの直列4気筒DOHCエンジンに、ニッケル水素バッテリー、モーターというシステムで、2WDのみの設定。
バッテリーは1列目後方、2列目のフットスペースの床下に配置され、燃料タンクは2列目の座面下に配置されています。
最もスペースを食うハイブリッド用バッテリー、そして燃料タンクの配置や形状を工夫することで、室内空間への影響(狭くなる)を「ゼロ」にしているのが自慢ですが、開発時に克服すべき重要な点であったことは、スペースに限りがあるコンパクトミニバンですから容易に想像できます。
ハイブリッドの作動イメージは、停車時は当然ながらアイドリングストップ。なお、エンジン停止時でもエアコン(冷房)が作動するのもトヨタのハイブリッドの利点でしょう。