三菱商事は2日、参画するインドネシア・スラウェシ州のドンギ・スノロ液化天然ガス(LNG)事業の初出荷を開始したと発表した。出荷先はインドネシアの国営石油プルタミナ向けで今後、年間約130万トンを日本向けに輸出し安定供給に貢献する。
総事業総額は約29億ドル(約3600億円)。プラントの年産能力は200万トン(年産)で、中部電力に100万トン、九州電力に30万トン、韓国ガス公社(KOGAS)に70万トンを輸出する。
事業主体のドンギ・スノロLNG(DSLNG)社は、三菱商事が約45%を出資して、残りをプルタミナ、韓国ガス公社、インドネシアの石油会社、メドコが出資するアジア連合でアジア向けLNGの安定供給も目指す。
三菱商事は欧米メジャーと組まず、初めて開発・運営を主導するオペレーターを務めた。日揮がLNGの液化、貯蔵などの施設の設計・調達・建設を手掛け、国際協力銀行(JBIC)が民間金融機関との協調融資を決めている。