マンションの防災診断 損保ジャパン日本興亜が管理組合向け

2015.8.4 05:00

 損害保険ジャパン日本興亜は8月から、防災診断などの新サービスを全国のマンション管理組合向けに始めた。内容で他社と差別化しにくいマンション向け火災保険の保険料改定を10月に控え、サービス面を拡充することで同保険の拡販を狙う。

 防災診断サービスは子会社のリスクマネジメント会社と協力して取り組み、調査員が現場に赴いて防災上の問題点や対策を助言する。具体的には消火設備や給排水設備の管理状況のほか、不審者の侵入や悪質ないたずらへの対応状況、地域の地震発生確率などを調査。約1カ月間かけて報告書をまとめる。

 料金は防災診断サービスが税別で1棟当たり23万円。また、住民向けに防災・減災に関するセミナーも1回当たり11万5000円で手掛ける。

 マンション管理業協会などによると、管理組合は推計で全国で10万近くに上る。老朽化が進んでも多額の費用が必要となる大規模な修繕は住民の合意形成が難しく、将来に向けたリスクが多様化・深刻化している。こうした問題に悩む管理組合に対し、損保ジャパン日本興亜は新サービスを切り口にして保険を売り込みたい考えだ。

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。