【神奈川発 輝く】リープ 店舗ごとに独自クラフトビール開発 (4/4ページ)

2015.8.6 05:00

「T.TBREWERY中島工場」には、出来たてのクラフトビールを楽しめる店舗もある=川崎市川崎区

「T.TBREWERY中島工場」には、出来たてのクラフトビールを楽しめる店舗もある=川崎市川崎区【拡大】

  • ホップと酵母の無限大の組み合わせの中から誕生した、個性的なクラフトビールの数々

 --クラフトビール醸造事業での今後の事業展開は

 「1回の仕込み量は200リットルで、現在の生産能力では自社店舗への供給が精いっぱい。次のステップとして本格的な醸造工場を作り、クラフトビールの提供を希望する店のオリジナルビールを造る事業を拡大することも考えている。クラフトビールを飲んだ瞬間の驚き、新たな発見をたくさんの人に体感してほしい」

                   ◇

【プロフィル】寺田哲也

 てらだ・てつや 専門学校卒業後、1991年にショットバーを1人で開業、鉄板居酒屋やお好み焼き屋、パーティースペースなど8店舗を経営する。川崎商工会議所食品部会理事や川崎駅前仲見世通商店街振興組合副理事長を務める。46歳。神奈川県出身。

                   ◇

 ≪イチ押し!≫

 ■“納得の味”カクテル作る感覚

 「T.T BREWERY 中島工場」の“顔”はもちろんクラフトビールだ。同店では常時7種類のクラフトビールを飲むことができるほか、テークアウト(500円)も可能だ。物流費がかからないため、グラスの大きさに合わせて1杯300~900円とお手頃価格なのもうれしい。

 クラフトビールの原料であるホップと酵母は多くの種類があり、納得のいく組み合わせを見つけるのに苦労したというが、寺田哲也社長は「クラフトビールの味を決める作業はカクテルを作る感覚に似ていた」と振り返る。

 クラフトビールもワインのように時間とともに熟成するといい、「出来たてはボージョレ・ヌーボーのようなフレッシュな味わいなのが、次第にコクや深みが増してくる」と新たな発見も。「最高の一杯」と出会うための試行錯誤は今後も続く。

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。