妥協しない表面処理で高評価 ミヤキ・宮木和彦社長 (1/2ページ)

2015.8.18 05:00

「カシマコート」は、緩衝装置やサスペンションの世界的メーカーに採用されている

「カシマコート」は、緩衝装置やサスペンションの世界的メーカーに採用されている【拡大】

  • 「カシマコート」などについて語るミヤキの宮木和彦社長

 アルミは、軽くて強くリサイクル性の高い金属で、工業製品の高機能化や省エネニーズの高まりとともに、さまざまな構成部品がアルミに置き換わるようになってきた。

 そこで重要性が高まっているのが表面処理だ。耐食性が高いアルミは一般に、表面処理を行わずに使われることが多いが、使用環境に応じた処理を施すことで、用途をより拡大することが可能。陽極酸化と呼ばれる処理を行い、アルミの表面を保護する被膜をつくるアルマイト処理がよく行われる。

 ミヤキは、前身の宮木鉄工所時代の1976年からアルマイト処理を手がけてきた。処理後の表面の粗さが小さく、耐食性・耐クラック性などに優れるアルミダイカスト向けの「ヴィル12」、硬質クロムメッキに匹敵する硬度を実現する「クロダイズ」、撥水(はっすい)性や耐食性、耐薬品性を高める「WRコート」、マリン製品の部品で採用実績の多いダイカスト向け高耐食性アルマイトの「MDプロセス」などのラインアップをそろえる。

 中でも高い評判を得ているのが「カシマコート」だ。硬質アルマイトと呼ばれる処理を施すと、アルミ表面に硬度の高い被膜ができるが、それを摩擦や振動の多い場所に使うと、かじりや焼き付きなどの問題が生じる。そこで同社は、硬質アルマイト被膜に潤滑性を持たせたカシマコートを開発した。

 アルマイト処理を施すことで、アルミ表面に生じる被膜には、1平方センチメートル当たり数十億~数百億個の微細な孔がある。その孔の中に潤滑性物質である二硫化モリブデンを生成することで、硬くてなめらかな被膜が出来上がるのだ。

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。