TDK、7年ぶりテレビCM 知名度の低下懸念、若者にアピール

2015.8.18 06:09

 TDKは17日、7年ぶりとなるテレビCMの全国展開を始めた。米国の大物歌手、スティービー・ワンダーさんと日本人の若手女性ダンサー、菅原小春さんが共演。今年12月に創業80周年を迎えるのに合わせ、若い世代の間で知名度を高めるのが狙いだ。

 新CMでは、ワンダーさんがキーボードを演奏しながらエネルギッシュに歌う1973年のヒット曲「ハイアー・グラウンド」に合わせ、菅原さんが豪快にダンス。人種や世代を超えたアーティストの共演が生み出す迫力満点のパフォーマンスが見もので、TDKの新しいコミュニケーション・メッセージ「Attracting Tomorrow」を発信する。

 ワンダーさんは約30年前にも、TDKの音楽用カセットテープに出演していた。TDKは昨年、磁気テープの生産から完全撤退。若い世代の間での知名度低下を懸念する声があり、新CMを起爆剤に次世代の技術者獲得などにつなげたい考えだ。

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