日清食品は19日、高級料亭「なだ万」が味付けを監修したカップ入り即席麺「和だしの麺」を31日から発売すると発表した。和食を好む傾向にあるシニア層がターゲットで、健康志向に配慮しカロリーを1食178キロカロリーに抑えたほか、同社通常品と比べ30%の減塩を実現したのが特徴だ。
発売するのは「しじみだし醤油」と「蟹だし味噌」の2種類で、価格は税別180円。いずれもなだ万の和風だしをベースに、塩分控えめながら、うまみを引き出したという。
新商品は高い塩分や高カロリーなどの理由で即席麺を食べなくなった人を呼び戻すのが狙い。同社のズナイデン房子取締役は、「かつてカップヌードルをよく食べていた人に手に取っていただきたい」と話している。