ソフトバンクグループは19日、ニケシュ・アローラ副社長が自己資金約600億円で自社株を購入すると発表した。今後6カ月にわたって市場から購入。同日の終値(7477円)で計算すると、アローラ副社長は発行済み株式の0.6%を保有することになる。
自社株購入について、アローラ副社長は「個人としてもソフトバンクの将来性にかけた。当社のビジョン実現に向け、孫正義社長と緊密に連携していく」とのコメントを発表した。アローラ副社長はインド出身で米グーグルの上級副社長を経て昨年9月にソフトバンクの経営に参画、今年6月副社長に就いた。
孫社長は自身の「最重要の後継候補」としており、今回の発表に合わせ、改めて「適切な時期に事業を引き継いでもらうことを期待している」とのコメントを出した。