JR東日本は2日、新宿駅新南口駅舎跡地に建設中の高さ約170メートルの複合ビル「JR新宿ミライナタワー」の概要を発表した。平成28年3月に完成する。駅と連結しオフィス、商業施設のほか文化・情報発信の拠点となる多目的ホール、屋外広場などを併設する。新宿駅の新たなシンボルとして集客や、駅利用客の利便性向上につなげる。
総工費は約580億円。地上32階建てで、延べ床面積は約11万1000平方メートル。5~32階はオフィス、低層階の1~4階は商業施設「ルミネ」となる。また、文化施設として収容人数約300席のホール、最大110席のスタジオが併設されるほか保育所、一般診療に対応するクリニックが入り、屋外広場も整備する。
JR東日本の冨田哲郎社長は「当社だけで新宿駅の利用者は1日約150万人いる。より利便性の高い駅を作り出し、多くの方に利用してほしい」と述べた。