そこで重要となるのが、ドアガラスを割る為の脱出用ハンマーの装備。
尖ったハンマー先端による一撃で、焦っている際でも比較的容易にガラス割ってクルマから脱出する事が可能になります。万が一に備えて車内に常備しておくべきでしょう。
一方、水位が浅いからと言って油断は禁物です。
例え20cm程度の冠水でも、走行中に車両前部で巻き上げた雨水がラジエータグリルを通してエアクリーナーからエンジン内に浸入すると、エンストを起こして立ち往生するだけで無く、「ウォーターハンマー現象」が発生してエンジン自体を痛めてしまう可能性が有るからです。
またエンジンルーム内のバッテリーが被水すると、電気系統がショートする可能性もあることからも、無理なエンジン再始動は避けた方が良さそうです。