【開発物語】ソーラーフロンティア「CIS太陽電池」(2-2) (1/3ページ)

2015.9.28 05:00

白間英樹技術開発部長(左から2人目)ら研究メンバー=神奈川県厚木市

白間英樹技術開発部長(左から2人目)ら研究メンバー=神奈川県厚木市【拡大】

  • 国富工場の生産ライン。世界最大級の規模を誇る=宮崎県国富町

 ■世界で群を抜く160人の研究陣

 ≪TEAM≫

 ソーラーフロンティアは現在、約160人の研究者を抱える。世界全体を見渡しても、これほどの陣容を誇る太陽電池メーカーは見当たらない。

 だが本格的に体制を強化し始めたのは、太陽電池の製造に乗り出した2005年以降のことだ。それまでは数人で地道に研究を重ねていた。だからこそ、業界屈指の開発力と同様、ベンチャー精神にもあふれている。

 中核となる開発チームで変換効率向上に取り組む中村元志さんは「ベンチャーのように研究者同士や製造現場との意思疎通がスピーディー」と高く評価する。

 研究者のうち、約3分の2は中途入社組だ。開発チームを監督する白間英樹さん自身、06年に他社から移ってきた。白間さんは「入社当時は研究者の少なさに驚いた。1、2人の研究者が引っ張る状態で素人っぽかった」と述懐する一方、「今はどこにも負けない」と胸を張る。

 一方、陣容の厚さ以上に見逃せないのが、専門分野にこだわらずに多様な人材を集めている点だ。

 開発チームのうち、以前からCISを専門としてきたのは副主任研究員の木島駿介さん一人。基礎研究を担う主任研究員の加藤拓也さんは、超電導が専門で、以前は大学の物理学科で教壇に立っていたが、「世の中に役立ちたい」と4年前に入社した。製造装置を開発する主任研究員の山浦敏明さんに至っては、昭和シェルでオイルの耐久性を試験する仕事をしていた。山浦さんは「電気に詳しいだろうと呼ばれたが、違うことをやってみたかったのでよかった」と笑う。

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