【開発物語】ソーラーフロンティア「CIS太陽電池」(2-1) (1/4ページ)

2015.9.28 05:00

ソーラーフロンティアのCIS太陽電池。フレームを含めて黒で統一され、デザイン性が高い

ソーラーフロンティアのCIS太陽電池。フレームを含めて黒で統一され、デザイン性が高い【拡大】

  • セルと呼ばれる素子。これを少しずつ大きくしていった

 ■常識を覆した驚異の変換効率達成

 ≪STORY≫

 再生可能エネルギーの先頭を切って普及が進む太陽光発電。ソーラーフロンティア(東京都港区)の太陽電池は、発電量の多さや品質の高さで多くの顧客を獲得し、その普及に貢献している。40年近く前から地道に研究開発を続け、壁にぶつかっても諦めなかった結果が、今になって大輪の花を咲かせている。

                  ◇

 「常識を覆した研究成果だ!」。昨年6月に米コロラド州デンバーで行われた太陽電池の国際会議「IEEE太陽光発電専門家会議」。太陽電池の最小単位である素子で、変換効率20.9%を達成したとするソーラーフロンティアの報告に、参加したメーカー関係者や学者は驚きを隠さなかった。

 太陽電池は、パネルで受けた光エネルギーを半導体で吸収し、電気に変える。光をどれだけ電気に変えられるかを示す数値が変換効率だ。

 市場に出回る太陽電池のほとんどは、パソコンなどに搭載する半導体と同じシリコンを使っている。研究レベルの変換効率は、主流の単結晶シリコンで25%台、廉価版の多結晶シリコンで20%程度だ。国際会議で発表した数字は、多結晶を超えるものだったが、突出していたわけではない。

 それなのに参加者が驚いたのは、シリコンではなくCIS系化合物を使い、低コストの製造方法を採用していたからだ。しかも、主流ではない製法だった。

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