米グーグルは7日、スマートフォンを使ったインターネットの記事や画像を高速で表示する新しい技術を発表した。
モバイルネットの表示高速化技術は、パソコンに比べて表示が遅いモバイル機器がネット閲覧で世界的に一般的になってきていることを背景に、注目が集まっている。グーグルだけでなく、表示高速化による広告閲覧促進を図るために、米交流サイト最大手のフェイスブックや米アップルも独自に高速化技術に取り組んでいる。
グーグルの新技術「AMP」は、仕様がネット上で公開されたオープンな技術で、当初は、産経デジタルや朝日新聞、毎日新聞、米紙ニューヨーク・タイムズや英BBCなど世界約30のメディア企業などが参加。ニュース表示の高速化を図る。ただ、正式運用の時期は未定だ。
フェイスブックも今年5月、記事や動画の閲覧にかかる時間をほぼゼロにできるサービスを始めたと発表。米アップルも、独自のニュースアプリ内で表示の高速化を始めている。