スズキは15日、新型のスポーツ用多目的車(SUV)「エスクード」を発売した。国内市場ではガソリン価格の低下や消費者の嗜好の変化などを背景にSUVの人気が続いており、品ぞろえを強化して需要を取り込みたい考えだ。
新型エスクードは排気量1600ccのエンジンを搭載。前輪駆動車の燃費はガソリン1リットル当たり18.2キロで、価格は212万7600円。取り回しの良さなど、街乗りからアウトドアまで幅広い用途に使えるようにした。生産はハンガリー工場で行い、年間1200台の販売を目指す。
スズキは以前からエスクードを販売していたが、オフロード走行も得意とする四輪駆動車のみの設定だった。そこで従来モデルを「エスクード2.4」に名称変更する一方、小型・軽量、低燃費の新型エスクードを追加し幅広い顧客にアピールする。