ホンダが米ゼネラル・モーターズ(GM)との共同開発の拡大を検討していることが16日、分かった。2013年から共同開発する燃料電池車(FCV)に加え、人工知能などIT(情報技術)や自動運転が検討対象とみられる。両社の技術を融合して次世代技術の開発競争をリードしたい考えだ。
両社はすでに対象拡大の協議に入った。FCVでの協力が円滑に進んでいることから、技術の相乗効果や開発投資の低減が見込めると判断したもようだ。
ホンダは来年3月までに独自開発のFCVを発売するが、20年にGMと共同開発する燃料電池や水素貯蔵システムの搭載車をそれぞれのブランドで発売する予定。技術開発には長期間を要することから、早期に対象拡大の検討を始める。