ニコンは、東京都港区の本社2階に自社の歴史・製品・技術などを一堂に展示する初の施設「ニコンミュージアム」を17日にオープンする。2017年7月に創立100周年を迎えるのを記念し、存在感をアピールする。
展示スペースの広さは580平方メートル。1948年に発売されたニコンカメラの初号機「ニコンI型」から最新のデジタルカメラまで約450点の歴代カメラのほか、64年の東京五輪の報道現場などで使われたカメラも並ぶ。また、縮小投影型露光装置、顕微鏡、測定機なども展示。光とレンズの基礎知識などを学べる体験スペースもある。ミュージアムショップでは「ニコン一口ようかん」(5個入り700円、10個入り1200円)など限定商品も販売する。
オープンに先立ち、16日に開かれたセレモニーで、牛田一雄社長は「技術と伝統、ソリューション提案に直接目で触れて実感して、ニコンへの期待を高めていただきたい」と述べた。
日曜と祝日を除く日に午前10時~午後6時開館。入館無料。