【講師のホンネ】理不尽な上司に「真っ当な方法」で尽力 櫻田毅 (1/2ページ)

2015.10.21 05:00

 世の中、理不尽なことだらけである。それは分かっていても、もし職場の直属の上司が理不尽な上司だったらどうすればよいのか?

 友人の中西君(仮称)の上司に、自分勝手なことで有名なAさんが異動で赴任してきたという。「中西、大丈夫かな」と思いながら、数カ月後の飲み会で彼に会った。「大変らしいな」と切り出すと、思いもよらぬ言葉が返ってきた。「いや、これはチャンスなんだよ」。思わず、「うそっ!?」と返したが、話を聞いて「なるほど」と感心した。

 たしかに上司のAさんは、感情の起伏が激しく、人の話を聞かずに、部下の成果は自分の成果、上司にこびを売ることばかり考えていると、まあ、とんでもない人らしい。

 最初は途方に暮れていたが、そのうち、このような状況下でこそ自分がしっかりと良い仕事をしておけば、周りから認めてもらえるチャンスだと考えるようになったとのこと。

 社内に自分のことを理解してくれる人を見つけ、Aさん以外の情報入手ルートを確保し、これまで以上に懸命に仕事に取り組んだそうである。

 例えAさんの手柄にされようと、部門として成果が出るようなアイデアを積極的に提供することで、徐々にAさんの信頼を勝ち得ていく。「最近は向こうから相談してくるようになったぜ。頼りにしてくれているみたいだ」という。そのおかげで、「中西は腐らずにいい仕事をしている」との評判が社内に広まり、心配してくれたり助けてくれたりする人が増えていった。

 もちろん、彼のようなつわものばかりではないだろうが、せめてこう考えてみたらどうだろうか。不運にも理不尽な上司の部下になってしまったら、まず、上司をどうにかしようとは思わないことである。まだ信頼されてもいないうちから抵抗しても、徒労に終わるからである。

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