三井住友銀行子会社のSMBC信託銀行は2日、米シティグループの日本の個人向け銀行事業を統合し、新ブランド「プレスティア」として営業を開始した。個人の外貨預金残高は約1兆円と邦銀では最大規模。「外貨に強い信託銀行」(SMBC信託の古川英俊社長)として、再始動する。
シティから引き継いだのは富裕層を中心とした約72万人の個人客や約2兆4300億円の預金、約30の店舗、従業員約1540人。シティが提供してきた外貨建て運用商品や海外の現金自動預払機(ATM)で現地通貨を引き出せるサービスは今後も継続する。