3日まで、東京都新宿区の明治神宮外苑でデザインやアートの展示会「TOKYO DESIGN WEEK 2015」が開かれている。10月28日までの前期日程では他では見られない一点もののアクセサリーやスマホと連携するIoT製品、体感できるインタラクティブアートなどが多く展示されて来場者の注目を集めていた。
フーフーして遠くの人に吐息を届ける
誕生日なのに残業で帰れない父親…子どもたちがせっかく用意してくれたケーキのロウソクを吹き消したい。そんな状況で使えるサービスが「FuuFuu」だ。
専用アプリをインストールしたスマホのマイクに向かって息を吹きかける。すると、マイクにあたる吐息の風切り音だけを抽出して吹きかけた息の強弱や長さをデータ化し、別のスマホにつけられた「FuuFuuファン」で再現が可能になる。息を吹きかけているときの画像もあわせて保存される。過去の吐息もいつでも再現できるのがおもしろい。
現在「FuuFuu」はまだプロトタイプで、今後クラウドファンディングで資金調達を計画しているという。製品化が実現すれば、憧れのアイドルや遠くにいる恋人の吐息をいつでも感じられる日がくるかもしれない。