【高論卓説】東芝は本当に反省しているのか 過少な賠償請求…「不正なし」なお強調 (4/4ページ)

2015.11.10 10:35

会見する東芝の平田政善・代表執行役上席常務(右)=7日午後、東京都港区の東芝本社(三尾郁恵撮影)

会見する東芝の平田政善・代表執行役上席常務(右)=7日午後、東京都港区の東芝本社(三尾郁恵撮影)【拡大】

 今回の発表を、証券市場が休みである土曜日に行ったことにもアナリストなどから批判されている。株主の方を向いていない、というのである。

 巨額の粉飾によって東芝の信頼は大きく揺らぎ、その余波はまだ収まっていない。今回、同時に発表した2015年9月中間決算は、本業のもうけを示す連結営業損益が904億円の赤字(前年同期は1378億円の黒字)になった。信頼を取り戻し、経営を立て直すには、まず、過去の不正をきちんと見据えて反省し、それを許してきた企業風土と決別することが第一歩のはずだ。

 東証では東芝株は現在、「特設注意市場銘柄」に指定されている。「内部管理体制等において深刻な問題を抱えており(中略)改善の必要性が高いと認められる」というのが理由だ。改善されたと東証が認めなければ上場廃止になる可能性はまだ残っている。東芝は本当に反省しているのか。それが問われることになる。

【プロフィル】磯山友幸

 いそやま・ともゆき 早大政経卒。日本経済新聞社で24年間記者を務め2011年に独立。52歳。

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