かんぽ生命保険の石井雅実社長は11日、フジサンケイビジネスアイのインタビューに応じ、早ければ2017年10月にも新商品を投入する考えを明らかにした。「健康な人」の保険料を安くするなど国内の生保大手が手がけていない商品を開発して差別化する。
かんぽ生命は10月から17年1月まで基幹システムの更改作業を進めているため、その間は新しい商品に対応できない。
石井社長は「新商品の投入は早くても17年10月。日本人の平均寿命は延びているが、(自立して生活できる)健康寿命とは差がある。健康増進に寄与できる商品をつくりたい」と述べた。
具体的には、同社の強みである「医療特約」について、非喫煙者の保険料割引や健康状態に応じた保険料の細分化、保険金の請求がなかった人への保険料の返還などを検討する。石井社長は「契約者の健康維持の努力をしっかり評価したい」と説明した。