VW不正、新たに8万5000台 米国、「ポルシェ」もリコールか

2015.11.23 05:00

 ドイツの自動車大手フォルクスワーゲン(VW)の排ガス規制逃れ問題で、米環境保護局(EPA)は20日、今月新たにソフトウエアの不正を指摘した対象車両が、グループ傘下の高級スポーツカー「ポルシェ」を含めて米国に計約8万5000台あることを明らかにした。米メディアが報じた。

 VWは不正を否定してきたが、EPAが問題視するソフトの搭載を認める姿勢に転換。ポルシェもリコール(回収・無償修理)を迫られる可能性が強まった。

 これまでEPAは、VWとポルシェ、傘下の高級車ブランド「アウディ」の2014~16年型のディーゼル車が対象で、台数は「少なくとも1万台」としていたが、新たに09~13年型も含まれることが分かった。

 EPAは、引き続き調査を進め「あらゆる適切な対応を取る」と説明している。

 このソフトは、排気量3000ccのディーゼルエンジンに用いていた。VWでは今回の対象車とは別に、米国の約48万2000台のディーゼル車に不正なソフトを搭載していたことが明らかになっている。(ロサンゼルス 共同)

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。