電子楽器メーカーのローランドは、カリモク家具(愛知県東浦町)と共同で、天然木を生かしたデザインでインテリアに調和する家具仕上げとしたデジタルピアノ「きよら KF-10」を開発、12月19日からローランドを通じて販売する。
「温かみをもった天然木がつなぐ、人とピアノ」をコンセプトに開発。カリモクの職人によって1台ずつ丁寧に仕上げられたこだわりのキャビネットを、ローランド国内工場の熟練スタッフがピアノとして組み上げるという生産体制によって供給する。
また、空間を広く見せるように細身の脚とし、鍵盤両側のアームトップ部はソファの肘掛けを想起させるなど、インテリアになじむ仕上がりとした。
専用椅子は人間工学に基づいて座り心地を追求。超高密度のウレタンを使用し、座っている面にかかる体圧を分散させることで反発力の軽減を図った。長時間でも快適にピアノを演奏できるように、腰椎部の負担も軽減した。
「ウォールナット」「シアーホワイト」「ピュアオーク」の3タイプによって構成されており、価格は35万~40万円。初年度1000台の販売を計画している。