優れた新聞広告を表彰する「第54回ビジネス広告大賞」(フジサンケイビジネスアイ主催)の授賞式が26日、東京・大手町のサンケイプラザで開かれた。式には企業関係者ら約300人が出席。7回目の大賞を受賞したパナソニックの竹安聡・役員ブランドコミュニケーション本部長をはじめ、受賞者には記念の盾と副賞が贈られた。
パナソニックはLED(発光ダイオード)照明をテーマに、「植物工場」など3つの事例を「あかりシリーズ」として展開した。
竹安役員は「照明はトンネル内、工場、スタジアムなど場所によって要求が異なり、現場ごとにカスタマイズしている。当社は家電をベースにBtoB(企業間取引)を強化中だ。会社の方向性を応援いただいているようでありがたい」と受賞の喜びを語った。
審査委員長を務めた経済解説者の細野真宏氏は「『あかりシリーズ』は“未完の大賞”だと直感的に思った。照明なのに暗さを強調する斬新な表現を行っている」と講評した。
今回は昨年10月から今年9月までにフジサンケイビジネスアイなどに掲載された7部門123点の広告から38点が選ばれた。