【トップは語る】ゆうちょ銀行 郵便局との関係不滅、投信や資産運用強化 (1/2ページ)

2015.12.2 05:00

ゆうちょ銀行の長門正貢社長=10月29日、東京都千代田区(早坂洋祐撮影)

ゆうちょ銀行の長門正貢社長=10月29日、東京都千代田区(早坂洋祐撮影)【拡大】

 □ゆうちょ銀行社長・長門正貢さん(67)

 --今後の資産運用の方針は

 「今春に発表した2017年度までの中期経営計画で、高いリターンを目指すサテライト運用を46兆円から60兆円まで増やすと明記している。従来の投資物件だけでなく、リスクコントロールした上でファンドへの投資もやる。資産運用の専門家を年内に10人ほど外部から招いて投資を深掘りする」

 --収益力強化への成長戦略は

 「手数料収入も増やす。従来は他社が作った投資信託商品を233の直営店と約1300の郵便局で扱っていたが、分かりやすくリスクの低い商品を全国のネットワークを使って売っていきたい。三井住友信託銀行、野村ホールディングスとの投信の新会社でこの新しい投信を作る。2万7000台という圧倒的台数を持っているATM(現金自動預払機)では、もっと提携先を増やしたい」

 --地方銀行との協力はどう考える

 「地銀の頭取と会うたびに前向きな声を聞いている。郵政民営化委員会で進んでいる預入限度額の議論がある程度、結論が出たところで初めて具体的な話をできるのではないかと思っている。もう少し落ち着いた方がこういう話はしやすいと思う」

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。