□富士重工業社長・吉永泰之さん(61)
--北米販売が業績を牽引(けんいん)している
「(新興国などで)規模の競争はせず、米国を中心とした先進国で高付加価値の製品を販売する。今年は米国とカナダで約61万台を販売する見込みで、2020年度までの経営計画で示した60万台を超える。16年は供給の制約をみながらさらに伸ばす計画になる」
--米連邦準備制度理事会(FRB)が年内の利上げを検討している
「北米市場の好調で各社は販売奨励金や(信用度の低い)サブプライム層への信用販売を増やして勢いをつけている。利上げが実施されれば(ローン金利の上昇などで)需要は冷えるだろう。だが、富士重は販売奨励金やサブプライム層への販売が少ないので影響はほぼない」