住友商事がトルクメニスタンなど中央アジア3カ国で乗用車販売に参入することが、27日分かった。参入にあたってアラブ首長国連邦(UAE)のドバイに販売代理店の統括会社を設立した。トヨタ自動車の新車や中古車を販売する。日本企業が中央アジア3カ国で乗用車の代理店事業を展開するのは初めて。
ドバイの販売代理店の統括会社は「トヨタセントラルアジアFZE」で11月から業務を開始した。資本金は約1億2000万円で、住商が全額出資した。トルクメニスタンのほか、タジキスタンとウズベキスタンの3カ国を開拓する。
第1弾としてトルクメニスタンに近く支店を開設し、トヨタのセダン「カムリ」やスポーツ用多目的車(SUV)を中心に販売に乗り出す。