【トップの素顔】今野由梨 ダイヤル・サービス社長(12) (1/2ページ)

2015.12.28 05:00

ニューヨーク世界博のコンパニオン仲間と(右から3人目)=1964年、ニューヨーク5番街

ニューヨーク世界博のコンパニオン仲間と(右から3人目)=1964年、ニューヨーク5番街【拡大】

 ■世界博覧会のコンパニオンで活躍

 三浦朱門、曽野綾子両先生からニューヨーク世界博覧会の日本館で働くコンパニオンの募集をしていることを教えられ、夢に見たアメリカですから、迷うことはありません。

 ◆5番街でパレード

 ところが募集人員100人のところに、応募者3000人。しかも有力者の紹介状を持ってきている人ばかり。私は何一つ持っていませんでした。面接では、月刊誌でコラムを書き、三浦先生の口述筆記をして、TBSのTV番組でインタビュアーをして、歌声喫茶のステージディレクターもしている、当時そんなキャリアを持つ女性は皆無でした。

 「それ本当でしょうね」と何回も念を押されました。そんなオンリーワンのキャリアを評価してくれたのでしょう、合格通知が届きました。

 1964年、渡米しました。第一印象は「こんな大国と戦争してしまったんだ」というショックが大きかったですね。コンパニオンの契約期間は半年間でしたが、私は班長に選ばれて、準備期間から現地入りして、コンパニオンの皆さんが住むアパートの手当てや、現地のマスコミへの広報活動をしたり、取材対応などの受け入れ体制を整えたりしていました。英語力は津田塾大学時代にサボってばかりいたのであまり上手ではなかったけれど、ここ一番の場面では身ぶり手ぶりで、切り抜けました。

 世界博での経験は、日本人であることの自覚を持つきっかけになりました。オープニング前にニューヨーク5番街を世界の代表に交じって私たちコンパニオンがそろって着物を着てパレードしました。観客らには悪気はないのだと思いますが、着物が珍しいから袋帯をのぞいたり手をつっこんだり、「ゲイシャガール!」とコールしていました。他の参加国に比べて日本が一番人気だったと思います。

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