エキスポシティのサバイバル競争 稼げぬ店には容赦なき“撤退勧告” (3/5ページ)

2015.12.30 17:08

エキスポシティの外観。中央奥がららぽーとエキスポシティ

エキスポシティの外観。中央奥がららぽーとエキスポシティ【拡大】

  • ららぽーとエキスポシティ。競合するJTB、阪急交通社が隣合ったテナント配置となっている
  • ららぽーとエキスポシティ。競合するJTB、阪急交通社が隣合ったテナント配置となっている
  • ユニクロの店舗(右)
  • ららぽーとエキスポシティ、内部の吹き抜け空間

 当然、モールは売り上げ拡大のため施設全体の活性化を重視するため三井不動産もモールに独自のノウハウに基づき運営している。

 特に、ららぽーとで特徴的なのが複数の競合テナントが立地する場合の店舗配置だ。ファッションであれば、さまざまな同業他社が同じフロアで並ぶのは百貨店や駅ビルの商業施設でもおなじみの風景だ。だが、一般的には旅行会社やメガネ、子供用品の業界などでは近くで営業することはあまりない。

 ところが、ららぽーとでは、そういう業種でも複数のテナントが入居する場合は、あえて隣接させたり、向かい合った配置にする。

 ららぽーとの各地のモールでは、生活雑貨大手の「無印良品」は同業の「ロフト」と隣合ったり、「Francfranc(フランフラン)」の真向かいに配置されている。TOKYO-BAYでは25年のリニューアルを機に、それまで施設の両端に離していた子供用品のアカチャンホンポとトイザらス・ベビーザらスをあえて隣り合わせた。アカチャンホンポは「顧客優先の視点で見れば一気に買い物できるメリットがある」と理解を示す。

ファストファッションのユニクロとZARA、旅行会社ではJTBと阪急交通社が隣合う

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