【スポーツi.】甲子園ボウル 勝負の怖さを知った (1/3ページ)

2015.12.30 05:00

甲子園ボウルで立命大の西村は早大ディフェンスをなぎ倒して突進する=13日、阪神甲子園球場

甲子園ボウルで立命大の西村は早大ディフェンスをなぎ倒して突進する=13日、阪神甲子園球場【拡大】

 一瞬、何が起きたのか分からなかった。

 13日、阪神甲子園球場で行われたアメリカンフットボールの大学日本一を決める「甲子園ボウル」の観戦に出かけた。立命館大と早稲田大で争われた試合は、一進一退の白熱した展開になった。

 第4クオーター。逆転を狙う早大は土壇場で、敵陣に入り込むロングゲインを決めたかにみえたが、審判からペナルティーを示す黄色のフラッグが投げ込まれる。「アンスポーツマン・ライク・コンダクト(スポーツマンらしくない行為に対する罰則)、15ヤード罰退」という厳しい宣告が下された。

 ◆痛恨の15ヤード罰退

 通常、反則をした選手の背(胸)番号が呼ばれるにもかかわらず、なぜかこのときはなかった。誰なのか、もしかして、プレーに関係ないところで何か起きたのか。確認できないまま試合は進む。結局、早大は残り6秒からのフィールドゴールを外して27-28で悲願の初優勝を逃す。

 惜敗した早大の浜部昇監督は「負けたのは私の責任です。選手たちはよくやりましたが、一番、普段通りにできていなかったのは自分かもしれません。この1点差を埋めるには何をしたらいいのか。もっと勉強して、フットボールを研究して、質のいい練習をしなければ」と悔し涙をにじませた。

 15ヤード罰退について聞かれると、丁寧に答えていたそれまでとは違い、言いよどむ。しばらく間をおいてから、意外な言葉を発した。

 「チームスタッフが審判と、ぶつかってしまって」

 インフィールドと、コーチ、スタッフ、試合出場を待つ選手の間には審判の走路が確保されているが、大きく進んだ喜びのあまり、スタッフの1人が侵入、審判と接触したという。まさかのまさかである。試合後、立命大の米倉輝監督は「われわれも一体、何が起きたのか分かりませんでした。えっ、審判とぶつかった? そうだったんですか」と驚きを隠さなかった。

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。