東芝、春闘の賃上げ「困難」 電機連合統一交渉から離脱も

2015.12.31 06:56

東芝本社=東京都港区(宮崎瑞穂撮影)

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 東芝の経営側が2016年春闘での賃上げについて、「極めて困難」という認識をしていることが30日、分かった。年明けから労使で意見交換を進めるが、組合側は電機連合の統一交渉からの離脱を余儀なくされる可能性が出ている。同社は日立製作所やパナソニックなどとともに、電機業界の労使交渉を主導する大手6社を構成しており、離脱なら異例の事態。賃金相場に大きく影響する電機業界の交渉に、利益水増し問題が影を落としそうだ。

 不祥事発覚で収益力低下が顕著になった東芝は、約1万600人の人員削減に踏み切る。リストラ費用がかさみ、16年3月期の連結最終損益は、過去最悪となる5500億円の赤字に沈む見通し。自己資本比率は10%以下という“危険水域”に入り、「資本増強が急務」(アナリスト)だ。このため同社は、当面は経営再建を優先し、17年3月期の黒字転換を目指す考えを伝え、組合側の理解を得たい考えだ。

 統一闘争を掲げる電機連合は、各社の経営側から同一の回答を引き出すのが慣例。16年春闘では、基本給を一律に引き上げるベアについて「月額3000円以上」を統一要求する方向だ。

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