究極の手段で自動車軽量化を開拓 「マルチマテリアル化」で神鋼巻き返し (1/5ページ)

2016.1.1 07:23

「メルセデス・ベンツCクラス」はフレームなどにアルミを多用して大幅な軽量化を実現した。緑色部分がアルミ

「メルセデス・ベンツCクラス」はフレームなどにアルミを多用して大幅な軽量化を実現した。緑色部分がアルミ【拡大】

  • 昨年10月開催の東京モーターショーにホンダが出展した新型スポーツカー「NSX」(ブルームバーグ

 世界的に環境・燃費規制が強化され、自動車の軽量化ニーズがさらに高まると予想される中、神戸製鋼所が究極の軽量化手段といわれる「マルチマテリアル化」の市場開拓に乗り出した。

 マルチマテリアル化は、一つの部材に複数の素材を使うもので、求められる安全性などを考慮しながら「適材適所」で使い分ければ車両の重量を大幅に減らせる。神鋼では、鉄とアルミニウムを自社生産するほか、両者を溶接する材料も持つ強みを生かし、自動車メーカー向けに部材の提案を行っていく方針。日本は欧州に比べて対応が遅れ気味とされるが、巻き返しの先陣を切る構えだ。

 いいとこ取り実現

 神鋼は、提案営業の開始にあたり、技術開発本部内に2014年4月設置した「マルチマテリアル構造・接合研究室」の人員を20人規模まで増やした。今後は鉄とアルミそれぞれの担当部署による従来の営業に加えて、同研究室を中心に鉄とアルミを組み合わせた部材を提案していく。売り込みに成功すれば、20年にも同社の部材を使った自動車が登場する見通しだ。

自動車の約7割は鉄でできている

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