【2016 成長への展望】富士ゼロックス社長・栗原博さん(62) (2/2ページ)

2016.1.7 06:00

 --複合機の海外展開にも積極的だ

 「アジア、オセアニアを販売エリアとし、14カ国のほぼ全てでトップシェアを確保している。中国は4年前ぐらいまでは6位、7位のレベルだったが、中国人の好む『チャイナレッド』を再現するなどの工夫をしてトップに躍進できた。他の地域でも、現地のニーズを把握して、独自商品の開発につなげたい。国内と海外の売上高の比率は5対5だが、将来的には4対6ぐらいにしていきたい」

 --16年は社長就任2年目を迎える

 「技術の変化が加速する中、ビジネスも追いついていかなくてはならない。思い切って、いろいろなことを変える年にしたい。米国のゼロックスは、大学の学資援助関連サービス、高速道路のETCシステムなどのソリューション事業を手がけている。もちろん、当社も複合機にしがみつくつもりはない。オフィス関連の分野を中心に、さまざまなソリューションを提供していきたい」

                   ◇

【プロフィル】栗原博

 くりはら・ひろし 学習院大法卒。1978年富士ゼロックス。営業統括本部販売本部官公庁支社長、取締役常務執行役員、取締役専務執行役員を経て、2015年6月から現職。宮城県出身。

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。