国産キャビア誕生秘話 あの「下町ロケット」の企業が養殖!? (1/4ページ)

2016.1.9 17:03

フジキンが養殖しているチョウザメ(フジキン提供)

フジキンが養殖しているチョウザメ(フジキン提供)【拡大】

  • 小林建設で養殖しているチョウザメ=島根県邑南町(同社提供)
  • フジキンが養殖したチョウザメのキャビア(フジキン提供)
  • 宮崎キャビア事業協同組合が販売する「MIYAZAKICAVIAR(宮崎キャビア)1983」(同組合提供)
  • 高島屋大阪店で取り扱われている岐阜県産の「奥飛騨キャビア」=大阪市中央区

 チョウザメの卵で世界三大珍味の一つ、キャビアの国産化が本格化している。先鞭をつけたのは、人気ドラマ「下町ロケット」の撮影に協力したことでも知られる大阪の精密バルブメーカー、フジキン(大阪市北区)だ。バルブ技術を駆使して独自の養殖施設を開発し、民間企業として初めて国産キャビアを生産した。宮崎県や島根県などでは養殖事業が立ち上がり、政府は9月、国産キャビアの輸出を解禁した。養殖施設は山間部でも整備できるため、地方創生の切り札になると期待されている。(栗井裕美子)

 国際取引が制限

 キャビアはチョウザメの卵を塩漬けにして生産している。ロシア産などが有名で「黒い宝石」と呼ばれ高値で取引されている。チョウザメは乱獲されて個体数が減少しており、絶滅の恐れからワシントン条約で国際取引が制限されている。

 フジキンがチョウザメの養殖事業に乗り出したのは平成元年。同社は茨城県つくば市の研究拠点にプロジェクトがスタートした。

 その2年前、同社の最高技術顧問だった第1次南極越冬隊長として有名な故・西堀栄三郎氏から「フジキンのバルブ技術を使えばチョウザメの養殖ができるかもしれない」と参入を勧められたのがきっかけだ。

旧ソ連の養殖場の見学で広大な土地と大量の水が必要なことが分かった

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。