国産キャビア誕生秘話 あの「下町ロケット」の企業が養殖!? (3/4ページ)

2016.1.9 17:03

フジキンが養殖しているチョウザメ(フジキン提供)

フジキンが養殖しているチョウザメ(フジキン提供)【拡大】

  • 小林建設で養殖しているチョウザメ=島根県邑南町(同社提供)
  • フジキンが養殖したチョウザメのキャビア(フジキン提供)
  • 宮崎キャビア事業協同組合が販売する「MIYAZAKICAVIAR(宮崎キャビア)1983」(同組合提供)
  • 高島屋大阪店で取り扱われている岐阜県産の「奥飛騨キャビア」=大阪市中央区

 宮崎県はそのノウハウを民間の業者に無償で提供している。県内の業者は25年4月、宮崎キャビア事業協同組合を設立し、同年11月からは統一ブランド「MIYAZAKI CAVIAR(宮崎キャビア) 1983」として首都圏などで販売している。

 生産量は26年度は60キロと前年度の15キロの4倍となっている。12グラム入りで7020円から。同組合のサイトや全国の百貨店などで販売している。「苦みがなくフレッシュ感がある」などと好評という。

 島根県邑南(おおなん)町の建設会社、小林建設は17年、先細りする公共工事に代わる収益源としてキャビアの生産に着手した。フジキンなどから仕入れた5種類のチョウザメ約3千匹を養殖し、キャビア約50キロを生産。19年から全国の百貨店などで販売している。

 冬が産卵時期となっており、同社は「12月は出荷のピークだ」と話す。

 同社のサイトでも「しまねみずほキャビア」として10~30グラム入り製品を3240~9720円で販売している。

国産キャビアは、輸入物に比べて新鮮で塩が控えめなのが特徴

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