海外に輸出解禁
各地の生産が本格化していることを受け、政府は9月、国産キャビアの輸出を解禁した。ワシントン条約に基づき生産施設の登録や容器に国際統一基準のラベルを貼るなど輸出に必要な制度を導入した。
現在は事業者から登録申請を受け付けており、早ければ28年にも第1号が輸出される見通しだ。国産キャビアは、輸入物に比べて新鮮で塩が控えめなのが特徴といい、海外市場で受け入れられるかが注目される。
宮崎県は、昨年からキャビアの輸出解禁を政府に働きかけており、同県水産政策課は「国内でキャビアの生産施設が増えており、今後は産地間競争が予想される。生産したキャビアを確実に販売していきたい」と意気込んでいる。